「システムの機能不全」
皆さんが日々かかわっておられる病院前救護活動について、それを支えるいくつかのシステムが存在しています。
地域メディカルコントロール協議会、指示指導医、指導救命士等がそれに当たります。勿論、消防本部も含まれます。
6月の塾において、田邉晴山先生から、あることに関する国からの通知が皆さんのところに届いていますか、という問いに対して、参加塾生の大半から、届いていません、それ故その内容を知りません、という回答が戻ってきました。田邉先生は非常に驚いておられました。
しかし、それが各消防本部の現状なのです。すべての消防本部がそういうわけではありませんが、私自身はとくに驚くことでもないと感じました。国が考えているシステムが、受信者側の都合でシステムが機能不全に陥っている例です。
また、講義や研修に際に、指示指導医に積極的に助言要請をして安心安全な活動にしてください、と呼びかけると、必ずと言っていいほど、自分の属する地域で助言要請をすると指示指導医に嫌がられるからできない、という話を伺います。これもシステムが機能不全に陥っている一例です。
7月の塾では、こうした機能不全の状況が見られる場合に、個々の救急隊員としてどう対応して行ったらよいのかを考えたいと思います。
